サミットの意味 虎ノ門ニュース26日青山さん

サミットですから日米をはじめ先進諸国、特に経済力がある七か国が一度に会するので、もちろんいくつもテーマがあるわけです。

今回は去年のパリテロサミット、それからわずか数か月で起きた、ブラッセルテロを含めてフランスのオランド大統領もお見えですから、テロ対策なども重要なテーマとして挙がってるんですけど、もちろん重要ですけど話の中身は実はもうわかっているんです。

というのはG7、グループ7か国の中でうちはテロ対策やんなくていいと思うとか、テロ対策は軽視していいと思う首脳がいるわけがないので、なおかつ細かく空港のターミナルビルの警備どうしますかとか首脳が実務の細かいところまでやるわけがないから、これは議題に挙がっただけなのです。

一番大事なのは、地上波の報道も同じで、世界経済です。この先は僕はアラームを鳴らしています。地上波の報道にお気を付けくださいと。そしたらTBSでブロードウェイの報道を見たら青山さんが予言した通りの報道が始めってますよと。要するにサミットは実がないと。中国がこんなに大きな国なったのにそれを入れないサミットなんて意味がないと。元朝日新聞でブロードウェイのニュースキャスターの星さんという方がそんな話をしていました。

そんな話をして、サミットの意味を押し下げる報道が大好きなのです。ところがフランスにリオンという街があります。パリより中国人の数が少ない。パリもテロの後中国人が少なくなったので、皮肉にも古き良きパリが戻っています。

このリオンはテロの脅威も比較的少ない。そして食べ物がおいしい。ミシュランの有名なシェフの料理を記者団にもご馳走してくれました。

そのリオンサミットで記者団が入れないスペースがいっぱいあります。そこにやっとのことで入ったところ、ビル・クリントン大統領とコール首相が歩いて来て、僕の真ん前で止まって、額を突き合わせるようにして話し込んでいるのです。

これはコーヒーブレイクの時間なのです。サミットは会議は実は星キャスターが言うまでもなくあまり意味がないのです。なぜなら役人が事前に作った紙を突き合わせてるだけだから、それしか報道されないからです。

ホントはそれが終わって休憩時間が何度もあるのですが、コーヒーブレイクに話し合っている中身が大事で、コールさんはあまり英語がうまくなく、クリントンさんという方は思いやりのある人で丁寧に聞き直してお付きの人が全くいない中で本当に丁寧にドイツの考えを確認していって、アメリカの考えを言うのにも丁寧にかみ砕いて、難しい言葉を使わずに延々とやっているわけです。

僕にとってはニュースの宝庫でほとんどが特ダネなのです。そしたらすぐ向こうに橋本龍太郎総理がいらっしゃったのです。当然ここに来られると思ったら、ずっと向こうにいらっしゃるだけなのです。たまたま他の首脳がおらず、一人でいたので、大声で「総理!」そしたら橋本総理は僕を見ないようにしたのに、コールさんとクリントンさんが僕をびっくりした感じで僕を見てましたが、日本語わからないだろうと思い、「総理ここに来てくださいよ!」「ここで大事な話を二人でなさってるじゃないですか!日本の代表として来るべきです!」と大声で言ったら、いなくなってしまいました。

後でいろいろ怒られましたが。あとで総理官邸のお役人から言われたのは、青山さんねー、あの巨人の中に、あの小さな橋本さんは入れないよ。と言われました。はたしてそれが理由でしょうか。

それはサミットに対する誤解が、メディアも国民も総理大臣に至るまであるということです。

会議がサミットだと思っています。そんなのはほとんど意味のないものなのです。サミットというのはエベレストの頂上のようなものを言っているわけです。エベレストに上るような有名な登山家は実はあまり荷物を持たない。荷物を持つのは現地の人です。シェルパと言います。それで重要な役人のことをシェルパと言い、シェルパ会合と言ったりします。

シェルパ会合で煮詰まった話を会議でやっているだけだから、それは読み合わせしているのと同じで、それがそのまま首脳宣言と同じでサミットの決定事項ですと発表されるから、こんなのはテレビ会議でいいわけです。

勝負所はコーヒーブレイクなのです。安倍さんは初めてサミットのコーヒーブレイクで自分から首脳の手を引っ張っていってでも二人で話をし、だれか話していたらそこに入っていき、安倍さんは決して英語が上手とは言えませんが、日本の立場を話します。これが全く報道されないのはそもそも取材できていないからです。

記者はここまでと言われてら、そうですかと。記者を特権のように思っていて、横文字のものを縦に直してそれを出せばそれでよく、そういう仕事だと思い込んでいるのです。

立ち入り禁止と言われるのは、そこで一番大事な話がされるということなので、国民の知る権利を代表として行ってるのだから、そこに入らなければいけないのです。

発表にしても日本の外務省の発表とアメリカの国務省の発表とぜんぜん中身が食い違ったりするのに日本側の発表だけ書くわけです。

いつも外務省にコントロールされた中身なので何を言っているのかわからない。日本の外務省の悪い癖は全部をうやむやにします。

コーヒーブレイクで近寄らない過去の総理大臣もそうですが、そこを取材しない記者も記者なのです。

過去中曽根総理だけが割って入って行ってましたが、ただし写真撮影の時だけです。当時のドナルド・レーガン大統領とサッチャー首相がサミットで当然のごとくヨーロッパで開催されたサミットだから当然のごとく真ん中に立ったところ中曽根さんが無理やり入ってど真ん中に立って写りました。

中曽根さんは目立つところに力を入れるところがありましたが、安倍さんはほとんどそれはありません。目立とう、褒めてもらおうとは全然していません。

人間、失敗がどれほど大事かということです。第一次安倍内閣で失敗したから受けようとか支持してもらおうとかいいかっこしようとかが全然なくて、写真撮影の時は安倍さんは全然そういうことはしませんが、水面下のみんなが見てないところ、記者が取材できていないところでは今までの総理とは本当にぜんぜん違うことをやっているのです。

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