オバマさんの広島訪問の2つのポイント 虎ノ門ニュース12日青山さん

オバマ大統領が広島を訪問されますが、2009年にチェコのプラハで言わば世慣れしてない東ヨーロッパの民衆の前で核なき世界というノーベル平和賞をとった演説をなさいましたが、その言葉の中に原爆を実際に落とした唯一の国として道義的責任があるとという趣旨の発言をしています。道義的責任があるからこれからの世界核がないように努力しなければならない。アメリカが率先してやらなければいけないと言いました。

プラハの民衆に対してはいいかっこしてるだけですが、道義的責任というのは広島に原爆を落としたことを悪かったと言っているのではなくて、これから先、核をなくしましょうということです。その辺がちょっとすり替わっていますが、世界の感じ、ノーベル平和賞委員会はこれから核があるべきかないべきかでノーベル平和賞を出しましたがその上で、カッコつけただけでなく、核なき世界というのは嘘です。核少なき世界であって、アメリカが過剰な核を抱えているとその維持費がかかってしょうがないのでその維持費を減らしたいというのが本音です。

これを広島に置き換えると話が変わります。つまり実際に原爆を頭の上に落されて、虐殺された広島市民の前で原爆を投下した道義的責任があるとプラハで言ったことと同じをことを言えば謝罪に近づきます。同じ言葉ないし同じ趣旨を言うのであれば謝罪に近づくので意義が何段階もアップします。

オバマさんが広島入りして資料を見て、献花を出し声明を出す。というところまで決まってますが、肝心な行事になるはずの被爆者とオバマさんがお会いになるかどうかは決まっていません。場所を変えてお会いになる必要はありませんが、献花をなさったら、現に被爆者はいらっしゃるのですから、近くに見に来ていることは考えられます。そこに歩み寄られて会話されるだけで大きな意味があります。何か言葉をかけるだけで謝罪しなくてもそれに近づけることになります。

日本国民には信じられないことですがアメリカの学校では正当化して教えています。原爆を投下しなかったら何百万人死んだという先生までいます。またそれとは逆に、原爆投下したために戦争は早く終わったので、救われた命はあるというのは仮に正しくてもそれは兵士の数千人。あるいは数百人。そのことによって何も関係がない高齢者や子供、女性や赤ちゃんを10万20万と殺害することと比べられるのかということを言っている大学の先生もいます。ものすごい嫌がらせにあっています。それをちゃんと言うこと。それから一部であってもメディアでそこを伝えるというのはそこはさすがアメリカなのですが、大多数の普通の優しいアメリカ国民であっても小さな頃から何百万人救ったというふうに教わっているので、そう思いこんでいるわけです。

特に神経質になっているのはベテランという言葉がありますが、英語では退役軍人という意味もあります。ベテランズという名の退役軍人達の政治的発言権はとても強い力を持っています。なぜならアメリカは戦争ばかりしてきた国だからです。数も多いし、日本と違って戦争に行った人たちを悪者にしないで、祖国のために命や人生をささげた人たちとして敬愛されているので、この人たちの首脳陣はひどいことをしたのですが、ワシントンの博物館に原爆を落としたエノラ・ゲイという飛行機が展示してあり、原爆を落としたらどうなったか展示するのが当たり前です。ところがその時にベテランズがものすごい抗議をやって、エノラ・ゲイの展示はしてもその後その下で何が起きたかは一切何もありません。しかも館長は事実上追われました。アメリカ人の本音は同じワシントンであっても例えば議会の人やホワイトハウスの人たちは他のことは展示してもそのことだけを展示しないのはそれはアメリカじゃないよねと言いつつも、ベテランズの怒りにはどうしても反抗できないということだったわけです。

広島にオバマさんが来るというだけのことでも、大統領選挙のさなかこのベテランズを怒らせるともともと弱いヒラリーさんがトランプさんに大負けすることにもなりかねないので、オバマ大統領とホワイトハウスは苦慮しています。

今までも水面下での日米交渉を見ていると謝罪と言っていないけど、謝罪だというのが一番の正しい落としどころです。それは日本の利益のためじゃなくて、あえて言えば人類のために。それがなくして核廃絶というのは誰が見ても偽善です。したがってぎりぎりのラインとして2つありますが、一つは同じ大統領、そして政権の始まりと政権の終わりですので、プラハと同じことを言ってくださいということ。アメリカは原爆を投下した道義的責任がありますと。したがって核をなくしていく努力をしなければならないと言ったら、例えば被爆者の方々にとってもあるいは広島市長であったり広島県知事にとってもいろいろな受け止め方があるでしょうが、一般的に言えば謝罪に近づきます。

もう一つは必ず被爆者と会っていただくこと。その時の一言一言や、あるいはオバマ大統領の立ち振る舞いです。オバマさんは温厚で優しい人で、人のことを愛している。というのは本当だと思うので、少なくとも人を愛する大統領だったというのを信じたいと思うのです。

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